昭和2年2月11日小島グループの創始者Hは当時の猿橋村(現新発田市)の農家の次女として産まれた。
実家が養鶏業を始めて間もなく二十歳のころ愛知県から雌雄鑑別師の指導のために訪れていたB
と結婚そのままBの実家の愛知県に嫁ぐ。しかしHは長男を出産するため新潟にいったん戻るがなぜか
そのまま新発田に住み続けるのである。夫Bの焦りはただ事ではなかったようだ。
考えた末Bは妻を追いかけて新発田に戻って間もなく昭和24年12月2日玉にような男の子が誕生する。
当初は親子3人Hの実家に間借りをして暮らしてはいたが何しろ居心地が悪い。
そこでHは一計を案じ市内の大善寺小路に空き家を借りて昭和26年11月に片手間に精肉店を開店する。
しかしそのころにはHのおなかには翌年1月に産まれる子を妊娠していたのである・・・・・。
一句 白光を綴り合せて梅咲けり 志ん笑