採卵鶏はやく500日から最長750日卵を産み続け生きる農業廃棄物として
我々処理業者に託される。食用に品種改良されたブロイラーとは違い肉質は硬いもののうまみが強く
九州地区では炭で焼いた親鶏が郷土料理として地元に親しまれている。
そんなことから長年「廃鶏」と呼ばれてきた。
ある時全国の業者が集まって「廃鶏と呼ぶのはいかがなものか。廃棄するものとしてのイメージが悪すぎる。
今後は成鶏と呼ぶことにしよう」といったん取り決めて業界も「成鶏流通協議会」と名付けた。
しかし皮肉なもので日頃業者どうして会話するときはお互い廃鶏と呼び合う。
長年の慣習(くせ)はなかなか払拭できないものである。
一首 新潟と新発田を結ぶ白新線降っても照っても二両編成 志ん笑