三寒四温とはよくいうが越後平野の二月はその繰り返しである。 庭の春の花は雪囲いの下で赤いつぼみをつけて春の到来を待っている。 新発田地区のように四季折々がはっきりとしている地域は全国の中でも珍しいのかもしれない。 そしてもう少しして暖かくなり会社の背面の新発田川の水が温むと産卵のための鯉が上がってくる。 自然には人知を超えた知恵がある。人間はそれを侮ってはいけない。 一首 春立ちて七日の今朝の陽はあふれ軒の雪解けきらめき落ちる 志ん笑