全国に展開する大手のラーメンチェーンもいいがその地方にある昔からの町中華店が好きで
無性に食べたくなる時がある。その町中華が最近廃業、倒産が激増しているらしい。
原因ははっきりしている。原材料 副原料 光熱費 人件費などの高騰に加え
人手不足がそこに拍車をかける。募集をかけてもなかなか現場に人が集まらない。
業界には「ラーメン1000円の壁」というセオリーがあって普通のラーメンの価格が1000円を超えた瞬間から
注文が減っていくというものだそうだ。
その1000円の壁に向かってコストがじりじりと利益を侵食していく。
残っている食堂の特徴は他人を使わず家族だけで経営してしのいでいる。
一首 欠けている月の輪郭なぞるよに孫の噺を聴く冬の夜 志ん笑