一般の方々はどうやらブロイラーとレイヤー(採卵鶏)を混同しているらしい。
国内に流通している食用の鶏の70%はいわゆるブロイラーなのだが
これは戦後食用に品種改良されて60日で成鳥に育ち食用として流通する戦後の改良鶏なのだ。
飼育日数が短期間のことから肉質は柔らかくジューシー・・・・量販店や専門店で流通しているほとんどが
ブロイラーである。ほかの25%はいわゆる廃鶏・・・・これは卵を産むために育てられている。
生後約190日で産みはじめ450日毎日一個づつ産み続ける。
しかし産み始めて350日が経った頃老化が原因で産まなくなる。
そこで「強制換羽」(一週間絶食させてライトで昼夜を逆転させる)をかけることによって
種族の保存のためまた産み始めるのだ。それを最大二回かける。
しかしその鶏が産んだ卵は殻が柔らかく店頭には並べられない。それらは液卵として業務用の卵焼きや
茶わん蒸しの原料になる。まったく産めなくなった鶏は弊社が回収して主にレトルト食品などの
加工原料になる。
のこりの5%についてはまた後程。
一首 車内にはスマホをいじる人あふれ世界と繋がり隣と切れり 志ん笑