10年ほど前から新発田市を揚げて黒毛和牛の地元ブランドの開発にのりだした。
もともと新発田の山間地区には牛の生産者が国産牛を生産していたが頭数も少なく品質も
新発田ブブランドをつけるには品質は今一つであった。
事件が起こった…東日本大震災である。
当時福島で和牛の生産をしていたSさん、風評被害で肉が売れなくなっていた・・・
そこで彼は新発田市に避難・・和牛の生産を始めたのだ。
Sさんは福島時代には和牛の生産では全国に名をとどろかせるほどの飼育の名人。
新発田市はそこに目を付けた。それが新発田牛の誕生のきっかけである。
その後「新発田牛推進協議会」が立ち上がった。
そこでの議題に名称の件が出た。市長から「殿様牛」が出てきたが元来雄の牛は肉食には向かず
出産後、直ちに去勢をして育てる。つまり殿様牛は名前には不向きである結論に達して却下。
そこにはしばたぎゅうもでた。
しかし全国の名だたる和牛の名称はほとんど「・・・・ぎゅう」とついている。
近江牛 米沢牛 前沢牛などなど。
そこで唯一?名前に「・・・うし」とつけているのが日本一の和牛?「松阪うし」である。
ほかの牛との差別化もあって「しばたうし」と名付けた。
現在市長自らアメリカや東南アジアなどシバタウシの拡販に余念がない。
そういえば明日は東日本大震災から14年たった。
和牛飼育のマエストロSさんがそんな縁で新発田に避難してから新発田牛の縁が始まった。
不孝にして被災した方々を心から想いながら 合掌
一首 水惑星蒼い綺麗な星なれど戦を止めるすべを知らない 志ん笑