いまから約20年ほどまえ国内市場に一時期卵があふれていた。
その結果卵の価格相場が急落した。そこで当時の農水省が出した施策がまだ十分卵を産める段階で
鶏を入れ替えるいわゆる「空舎事業」に関する補助金。これによって卵価は安定した。
さて最近はその逆のパターン。鳥インフルエンザによって採卵鶏が激減、その結果卵価の相場を押し上げた。
この状況で資本力のない中小採卵農場は廃業する傾向にある。
卵と牛乳は戦後国民の栄養を支えた立役者。まして食品の多くを輸入に依存しているわが国にとって
数少ない国産の食材なのだ。これを消滅させることは国民にとって大きな遺恨を残すことなることだろう。
そこで最近農水省は採卵農場や弊社のような処理業者の大して調査に乗り出した。
その結果いい方向に向かってほしいものだが・・・・・・。
一首 拙宅の雪の囲いのとりどりのそっとのぞけば春待つつぼみ 志ん笑