業者や保健所との折衝も従業員の削減もすべては常務が社長の盾になって悪役?を演じきった。
それはこの業界長くいる常務ならではのはなれわざであった。
おかげで4月までには現場もすっきり整理され稼働できた。
とあるある日わが社のK会長が現場に来て「今度 長年の懸案だったNと全面取引するよ・・・」
社長も常務もそれには驚いた。もともと閉鎖した第二工場はまだ初代が社長時代に居抜きで買い取った工場なのだ。
元々弊社に銀行から出向に来てのちにプロパーになったH専務(彼のついては持ち程詳しくお伝えします。)
が生前「N銀行(専務の古巣)にはめられて高くかわされた」言っていたのを想いだす。
その疎遠だったN社がいきなり弊社に原料を供給してくれるというのだが社長も常務も何かすっきりしなかった。
一句 小春日のおまけのような昼だから遠回りして本屋に寄ろう 志ん笑