K(社長)とS(常務)との間に立ちはだかったのは当時の中間管理職
つまりふたりの工場長だった。彼らの気持ちもわからないではない。
今まで培ったそれぞれの工場の風土をたった90日で消去させることに対する焦りであった。
しかし常務は社長の意向を終始彼らを説得し続けた。それから90日後には二つの工場の現場の117人を
一瞬でも一つに集約する更にそこにコンテナや肉を洗浄する機械やX線、金属探知機などの機械、休憩室のスペース
に至るまでの物理的不具合であった。
しかしそこには常務の壮大な作戦があった。
一句 完治せず自覚も過去に置き去りて薬とともに生きていくべし 志ん笑
当時社長と常務は両社ともストレスで頭に500円硬貨大のはげが発見された