S 常務は初代の社長から半世紀以上現在4代のトップに仕えた全国の業界でも有名な名伯楽である。
彼の信念は常にその時のトップを支える・・・長年それを貫いてきた。
今回、主原料の17%が減る件は当時の三代目以上に彼の中では深刻な問題であった。
しかも三代目からは三か月の間に二つの工場を一つに集約するという命題が出たのだ。
当時は両工場合わせて117名の職員がいたと記憶している。
工場長2名 事務職員2名 管理職合わせて10名あまり ・・・・・
社内間の補給車両とメインの取引先NAへの納品車両二台(これは業者の持込車両)
これらを半分にするのか…117名はどうなるのか。しかもそれをたった90日で。
常務の焦燥はマックスだった。
一句 手のひらのネットの魔界に日々溺れ情報津波に志は孤独 志ん笑う